黄金時代のイタリア・シネマ展
会期 | 2001年9月4日〜9月9日 |
会場 | 日本橋三越本店 7階催物会場 |
主催 | 朝日新聞社 |
後援 | イタリア大使館 「日本におけるイタリア2001年」財団 |
企画協力 | アリナリ写真アーカイヴ |
概略
2001年は日本とイタリア両政府によって「日本におけるイタリア年」と決定しました。全国で数々の企画が予定されている中で”、イタリア側より朝日新聞社に正式に開催が依頼されていたものの一つが、アリナリ写真館所蔵作品による展覧会です。
イタリアのフィレンツェにあるアリナリ写真館は、世界最古の写真スタジオです。1852年にレオナルド,ジョゼッぺ、ロムアルドによって設立され、現在150万枚の写真乾板とネガを所蔵します。今回その膨大なコレクションの中から日本側の要望により「黄金時代のイタリア・シネマ」というテーマで写真展を開催します。
イタリア映画は、サイレント時代の史劇から第二次大戦直後のネオレアリズモ、そしてフェリーニ、ヴィスコンティ、アントニオーニらに代表される60年代までの黄金時代など、日本人にとって忘れることのできないものです。とりわけ戦後のジュリエッタ・マシーナ、ジーナ・ロロブリジーダ、ソフィア・ローレン、モニカ・ヴィッティ、クラウディア・カルディナーレなどの華麗な女優たちは、今もなお我々を魅了してやみません。
今回の写真展では、映画のスチールのみならず、撮影現場シーン、あるいはスターのプライベートな場面をとらえた写真にいたるまで、アリナリの持つ1万枚を越す映画関連の映像から日本人向けに約120点を選びました。これらの中には日本で初めて発表される貴重な写真も多く含まれています。