ある人は、その強さに気づき、家を作りました。
ある人は、そのしなやかさに気づき、釣り竿を作りました。
ある人は、その音に気づき、笛を作りました。
ある人は、その生命力に気づき、物語を作りました。
こうして、竹と私たちはずっと共存してきました。天災から守り、食を助け、文化を支え、想像力を私たちに与えてきました。
時を重ね20世紀。大量生産・大量消費の側面を持つ世紀でした。私たちは恩恵を受け、そして被害もうけました。やがて受け継がれてきた知恵は「伝統」や「消費」という枠で固まってしまいました。magaruは、その知恵を継承しながらも、「未来の素材・竹」に枠のない形を与えてゆきます。
なぜ今、TAKE・竹なのか
山口県は全国でも4番目の規模を誇る竹林面積を有しています。なかでも萩市周辺は2,250ヘクタールの良質な竹林があり、古くから竹の産地として有名です。 萩地域の竹は、硬く粘りがあるという優れた特性があり、昔から高級和すだれや歴史建造物の垣根や札幌市・函館市のササラ電車に使用されるなど、高く評価されてきました。竹は3から5年で一人前に育ち、近年の気球温暖化や森林伐採による資源の枯渇が叫ばれるなか、地球にやさしい素材です。 その比重はナラより重く、頑丈で、弾力性があり、曲げ、圧縮強度に優れた耐久性があり、また、抗菌成分が含まれていることで、殺菌性・脱臭性にも優れています。
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